コレクション1 名画の花束ーモネ、ルノワール、ピカソ、ローランサン・・・
クロード・モネの「色彩レイアウト」感覚の素晴らしさは、あらためて驚かされます。《睡蓮》というモネのライフワークだったこの作品群のひとつに、その上に文字をちょこちょこっと簡単に配しただけでレイアウトが完成です。デザイナーとしてはなんだかあっけなく、でもちょっとした充実感・・・。
さて、かって油絵を描きはじめた中学生の頃、印象派の画家達はやはり気になる存在でした。ヨーロッパの近代絵画はとても新しく感じ、本当に魅力的でした。しばらくして、高校生になるころには次第に時代を遡りルネサンス絵画などにも魅了されました。油絵学科の大学生になると抽象表現主義、ポップアート、コンセプチャルアート、具体、モノ派なんでも興味をもったものの何もできなかった。時が経ってあの頃と異なる立場と視点で接するモネも良いものです。
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