コレクション11 美の創り手たちー近代洋画から現代美術まで
何かの機会に訪れた安中市の新島学園に湯浅一郎が模写したというベラスケス(だったかな?)の大作が鎮座していて度肝をぬかれたことがあります。明治の日本人が緻密で大迫力の西洋画を目の当たりにした時も随分驚いたことでしょう。それからというもの日本は西洋の美術を追い求め吸収してきました。ようやく現代になってそんな呪縛から逃れてきたようです。
さて、今回は表も裏も黒を地にしたデザインになっています。よくよく見ると黒色の色味と表情(グロスとマット)が僅かに異なる部分があります。この印刷はシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックで刷られています。コート(照りのある)紙にブラックのみマットインクで印刷しました。だからブラックのインクがのっている面がマットになって、それ以外が照りのある画面になっています。どうしてブラックがのっていない照りがある面が黒いのかって?どうぞ考えてみてください。
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