コレクション10 司 修
わが故郷に帰れる日
汽車は烈風の中を突き行けり。
ひとり車窓に目醒むれば
汽笛は闇に吠え叫び
・・・・
前橋人にとってたまらない一節です。
前橋出身の司修氏は執筆活動でも良く知られ、また、詩や文学から強い影響を受けて多くの絵画も制作しています。萩原朔太郎の「郷土望景詩」「漂白の歌」からインスピレーションを受けて作品を残すのも当然に思えます。国民文化祭において司修氏監修の「いのちの詩」の朗読のお手伝いを息子たちとしたことがあり、そこで司氏の指導を受けたことがありす。書籍の挿絵や装丁なども多数手がけ本当に多彩な人です。朔太郎も司氏も前橋にとってかけがえのない人です。
画面上部の地紋になっている文字は、萩原朔太郎の「帰郷」(氷島より)です。
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