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上州風/11号 レーモンド作それとも房一郎?

 帝国ホテルの設計で来日したライトの助手としてやってきたアトニー・レーモンンド。その後、日本に残って良いクライアントに恵まれたくさんの仕事を残した。同時期、関西方面で活躍したヴォーリスという建築家も良く知られているけれど、それよりこの群馬高崎ではブルーノ・タウトというドイツ人建築家も忘れてはならない。タウトは建築の仕事には恵まれず、でも多くの日本文化についての著作とデザインの思想を残しました。
 さて、表紙の写真は麻布笄町の自邸兼スタジオで撮影されたもの。これとほぼ同じ(鏡合わせ)ものが高崎市立美術館裏に高崎哲学堂として今も残され保存されています。井上房一郎の自邸として建てたられたものです。この地の高崎音楽センターもレーモンドの設計で上州風2号で紹介している群馬交響楽団の本拠地です。取材で多くのレーモンドの作品を巡ったけれどやはり哲学堂が一番かも。でもこの建物は、房一郎がそっくりまねて造らせたものなのでレーモンド作と言えるのだろうか?

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