上州風/14号「月と星と太陽」
この14号をもってしばらく遠ざかった上州風。表紙デザインの金赤の地に白抜きの星と三日月は、トルコの国旗。もちろん白地に赤丸は日本の国旗です。「月と星と太陽」なんと気持ちの良いコンビネーションでしょう。とてもパンチがあって歯切れの良い仕上がりに自分なりに満足しています。
さて、中味の特集はというと、沼田藩士山田寅次郎の土耳古(トルコ)と日本を結ぶ波瀾万丈の生涯を追ったとても興味深いものでした。サッカーワールドカップで身近になったトルコがこれでまた一歩近しいものになりました。特集できないままになってしまったドイツの建築家ブルーノ・タウトは達磨寺少林山に暮らし、日本文化を世界に紹介した後、実はトルコにおいて客死しています。何故だか寅次郎は茶道宗徧流の家元となり、生涯を終えたのです。
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