上州風/30号「土下座前」
記念すべき30号に到達した上州風。創刊が1999年冬だから10年という歳月をかけてここまで辿り着きました。当初は季刊誌として年4回のペースでしたが、今は年2回の発行となっています。春と秋のペースだから春秋誌とでも呼びましょうか。
さて、今回の特集は、勤王の志士たちが「今彦九郎」と崇め尊称した「高山彦九郎」。7号の特集「時代を生きた女性」の取材で訪れた京都において、三条大橋のたもとに鎮座する巨大像を目の当たりしてびっくり。京都御所に向かって土下座する姿のなんと強烈なキャラクター。なるほどこれが彦九郎か〜。表紙は日本中を旅した彦九郎らしく当時交流のあった長久保赤水の起こした日本地図の上に旅するシルエットの彦九郎が上州太田に土下座するシルエットを京都に配しました。ちなみに京阪三条駅前の彦九郎像前は、「土下座前」と呼ばれ絶好の待ち合わせの場所になっているとか。
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