« 227 ツミツミピクニック in 群馬県立近代美術館/「TSUMIKIT」 | メイン | 229 等身大の自分を描こう(中河原保育園) »

2013/06/09

228 ナンバーサインと3,000枚の茶葉/お茶工場

造船技術を活かした船底を思わせるダイナミックなプラットフォームを持つこの施設は、多種多様な茶をつくりだす工場です。お茶の製造にふさわしい風光明媚な滋賀県甲賀市につくられたこの施設では頻繁に茶葉等の物資の搬出入が行われ、これらが滞りなく行われるためにプラットフォームのナンバーサインの存在はとても重要でした。庇にあたる稀な位置にサインを配置することを余儀無くされ、限られたスペースに素材感や昼夜の見え方をも考慮したスマートで視認性を考えたデザインがいく度となく検討されました。また、施設内外には、3,000枚を超える茶葉をシンボライズした模様がガラス面にマーキングされ、ブレンド等の製茶作業に欠かせない各スペースにはその工程を表すピクトサインも用意しました。時として無味乾燥な環境になりがちな工場施設を温かみのあるものへとひたすら心がけたのです。
_r8c6975
_r8c3840
_r8c3831
Img_0031
_r8c3995
_r8c3943
photo: Satoshi Asakawa

最近の写真

  • Dsc01579s
  • Dsc01575s_2
  • Dsc00773s
  • Dsc00772s_2