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2009/07/08

181「見えないものが見えてくる」

紙に絵の具をたらして二つ折りにしてみると、奇妙な左右対称の染み模様が表れ出ます。スイスの医師ロールシャッハさんは、この偶発的な模様を見て何を想像するかで人の性格を分析する方法をあみ出しました。また、シュールレアリズムという絵画運動の画家たちは、デカルコマニーという技法で絵を描いています。この手法も絵の具を紙にたらして別の紙に転写して意図しない色や形を生み出すというものです。自分ではどうにもならない偶然を味方にしていつもと違う驚きのある絵を描こうというこころみです。絵の具は、水分の少ないどろっとした状態がよいようです。乾かぬうちにしっかり二つ折りにするか、他の紙に転写します。誰にでも簡単に不思議な模様がつくれるので、繰り返しやってみましょう。現れた模様からいろいろな形を連想して加筆してみたり、タイトルをつけて言葉をそえてみるといままで見えなかった形を発見します。ちょっとばかし心の目を開いてみると見えなかったものが見えてくる。心理テストはともかく、想像力を鍛えてくれる良いトレーニングになりそうです。 R0010117 R0010121 R0010123 なんだかカエルのようだよ

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