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2010/03/27

201 ドングリ小僧 Hide&Seek 続編

 ドングリたちを街にかくしました。
 かくれんぼで、鬼にみつからぬよう上手にかくれるのには、鬼から見て死角になるような意外性のある場所がイイ。周りの様子をうかがえて、しかも居心地が大切。注意しなければならないのは、周りがほとんどうかがい知れぬ奥深い場所に入り込んでしまうことです。いったい何処にかくれたのか自分ですらわからなくなるほど真剣にかくれると、みなから忘れ去られてしまう。という恐ろしいことになってしまいます。
 残念なことに、街中の新しい建物のほとんどは、安全性を考慮して、私たちはおろかドングリ小僧たちがかくれる僅かな空間すらなかなか見当たりません。ドングリたちのかくれ場さがしであちこち彷徨い歩き、見えていなかった街の様子が見えてくる。建物の構造や道路の段差。街の表層しか見ていなかったことによく気づく。工夫された色鮮やかな看板を見てもドングリの隠れ家になりそうな隙間ばかりが目に飛び込んできます。きっとみんなが、ドングリ小僧たちを探す時にも同じ現象がおこるはずです。ドングリたちの様子を思い描きながら隠れた状態をイメージして、ドングリの目線で街(環境)をながめると見えない(見えていなかった)ものが見えてきます。

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